こんにちは、のびっこ向陽台の中島です。
私は遊ぶことやおもちゃが好きなので、毎回少しずつご紹介したいと思います。
今回は「おえかき遊び」です。そして、おえかきの中でも、クレヨンの持ち方に注目してみようと思います♪
小さいお子さんから楽しむことができる、おえかき!
座れるようになって物を握れるようになると、描くということに興味を持ち始めると思います。
最初の頃は、写真のようななぐり書きのようなまるや線を描いたり・・・
思い思いに描くことが、とても楽しいと思います♪
大人にとっては、机や床へのはみ出しや、落書きにヒヤヒヤし始める頃でもあります(笑)
そして、成長と共に筆記用具の持ち方が、少しずつ気になってくる保護者の方も多いと思います。
おえかきは、ゆくゆくは筆記へとつながっていく遊びでもあるので、今回は握り方について少し詳しく書いてみようと思います。
握り方は、大きく5段階に分けることができます。
①手掌回外握り・手掌回内握り
まず最初の握り方になります。左の写真のようにクレヨンの先が小指側にある握り方を回外握り、右の写真のように先が親指側にある握り方を回内握りと言います。どちらも、グーで握り込んで描きます。まだ、指先は使えないような握り方で手首も動かしにくいため、肩と肘の動きで描きます!
②手指回内握り
2段階目は、写真のように手掌回内握りから親指と人差し指がのびたような握り方になります。1段階目よりも手首を少し動かせるようになります!
③側方つまみ
3段階目は大分鉛筆の持ち方に近い握り方になってきました。でも、親指と人差し指の間に空間がなくて、親指と人差し指のつけ根でギュッと挟んでいるような握り方なため、指先を動かすことはまだできなくて、細かい作業は難しいです!
④静的三指握り
4段階目までくると、鉛筆の持ち方まであと1歩!5段階目との違いは、支えている親指・人差し指・中指がのびてしまうことが多く、曲げたり伸ばしたりがまだ自由にできないような握り方になります。この握り方ができるようになると、手首はかなり思い通りに動かすことができて、小さい絵が描けるようになってきます!
⑤動的三指握り
5段階目の握り方で、正しい鉛筆の持ち方になります♪4段階目ではのび気味であった指が曲げた状態で握ることができるようになり、思い通りに指先の動きを使って、筆記用具を動かすことができるようになります。小さい絵や細かい線も描けます!
以上の5段階になります。おえかきだけでなく、スプーンやフォーク、箸の持ち方も、基本的には同じ段階になっています。
注意が必要な点は、握り方は『前の段階を十分に経験することで、次の段階に進める』ということです。大人はどうしても、正しい持ち方を教えなければ!と思ってしまうのですが、段階を飛ばしてしまうと基礎的な手指の動かし方が習得できていないので、結果的に正しい持ち方がなかなかできないということになってしまいます。
焦らずお子さんの成長に合っているちょうど良い段階の握り方で、思う存分楽しくおえかきするのを見守って…もしくは一緒に楽しんで頂ければと思います♪
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