春の訪れとともに、日本の国花である桜が満開を迎える季節となりましたね、看護室オダギリです。
春の陽気に包まれた青空が広がる朝、A館ラウンジで仕事の準備をしていると、廊下から足音とコツンコツンと杖の音が聞こえてきて、顔をのぞかせてくださったのはNさん。
手を振る私に、「おはようございまーす。今日もいい天気ですね」と満面の笑顔で声をかけてくださいます。その明るい声に、こちらまで自然と笑顔になります。
週末は自宅で過ごし月曜日に戻ってきて1時間もたたないうちに、「おうちに帰りたい」と奥様のいる自宅が大好きなNさん。
体の痛みがあっても、「あっちもこっちも痛いです。まあ、こんなもんでしょう。寝てれば大丈夫ですよ。ありがとう」と、何もできない私にも気遣ってくれます。どうにかして苦痛をとってあげたい、何かいい方法はないかと他の看護師と何度も話をしていました。
数週間前、出勤すると自宅へ外泊していると聞きました。身体的な痛みは精神的な安心感で軽減できるのでよかったなと思っていました。そして2週間前にそばに奥様がいるあたたかな自宅で旅立っていかれました。3月に誕生日を迎えて、いつも目を細めて大きな口をあけて笑ってくれるNさん。私に元気と楽しい時間をくれて、ありがとうございました!!
そっちから桜は見えてますか?満開ですよ!!



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