繋がることばが、安心をつくる

コラム

皆さん、こんにちは!相談センターの八木橋です。

最近は暑かったり夜は寒かったりと体調には気を付けましょうね!

介護施設で働いていると、「介護の仕事で一番大切なことは何ですか」と聞かれることがあります。食事や入浴のお手伝い、排せつの介助など、生活を支える技術はもちろん大切です。しかし、私が最も大切だと感じているのは「コミュニケーション」です。

コミュニケーションというと、「話が上手な人が得意なもの」と思われるかもしれません。しかし、介護の現場では、上手に話すことよりも、相手の話をしっかり聴くことや、小さな変化に気づくことの方が大切です。「今日はいつもより元気がないな」「少し表情が暗いな」といった小さな気づきが、体調の変化や困りごとの早期発見につながることが少なくありません。

また、利用者様だけでなく、ご家族とのコミュニケーションも欠かせません。ご家族は「施設でどのように過ごしているのだろう」「困っていることはないだろうか」と心配されています。普段の様子や笑顔になった出来事をお伝えすると安心していただけますし、ご家族から教えていただく生活歴や好きなことは、よりその方らしい支援につながります。

そして、介護は一人でできる仕事ではありません。介護職員だけではなく、看護師、相談員、ケアマネジャー、リハビリ職員、医師など、多くの専門職が関わっています。それぞれの立場から情報を共有し、「この方にとって何が一番良いのか」を一緒に考えています。

例えば、食欲が落ちている利用者様がいた場合でも、介護職員は普段の食事の様子を伝え、看護師は体調を確認し、相談員はご家族から普段の食生活を伺い、必要に応じて医師へ相談します。一人では気づけなかったことも、多職種で情報を持ち寄ることで、より良い支援につながることがあります。

そのためには、「相談しやすい職場」であることもとても重要です。困ったことや気になることを一人で抱え込まず、「少し気になるので相談してもいいですか」と気軽に話せる環境があれば、小さな問題のうちに解決できることが増えます。反対に、相談しにくい雰囲気では、大切な情報が共有されず、利用者様への支援にも影響してしまうかもしれません。

私は介護職員として働く一方で相談業務にも携わっています。その中で感じるのは、「相談することは弱さではなく、より良い支援のための力である」ということです。誰かに相談することで新しい視点が生まれ、自分では思いつかなかった方法が見つかることもあります。

介護は、人と人とのつながりによって成り立つ仕事です。利用者様との対話、ご家族との信頼関係、職員同士の相談、そして多職種との連携。その一つひとつのコミュニケーションが積み重なることで、安心して暮らせる毎日が支えられています。

これからも私は、「話しかけやすい」「相談しやすい」と感じてもらえる存在でありたいと思っています。そして、一人で悩むのではなく、みんなで考え、支え合う介護を大切にしながら、利用者様一人ひとりが安心して笑顔で過ごせる環境づくりに努めていきたいと思います。

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